
PCとモニターを接続する際に欠かせない映像ケーブル。
現在主流となっているのが「DisplayPort(DP)」と「HDMI」ですが、
「結局どっちを使えばいいの?」
「DPとHDMIは何が違うの?」
と疑問に思ったことがある方も多いのではないでしょうか。
今回は、DPとHDMIの違いについてわかりやすく解説します。
結論:PCならDP、テレビ・ゲーム機ならHDMIがおすすめ
まず結論から言うと、同世代・同クラスの規格を比較する場合、
PC・ゲーミングモニター → DisplayPort(DP)
テレビ・PS5などのゲーム機 → HDMI
を基本に選ぶのがおすすめです。
ただし、実際に利用できる解像度やリフレッシュレートは、PC・GPU・モニター・ケーブルそれぞれが対応している規格によって異なります。
そのため、「DP 2.1」「HDMI 2.1」という名称だけではなく、製品ごとの対応仕様を確認することが重要です。
DP 2.1の特徴
DisplayPort 2.1では、UHBR20対応時に最大80Gbpsの伝送速度に対応します。
HDMI 2.1の最大48Gbpsと比較すると、規格上の最大帯域幅ではDP 2.1が上回ります。
さらにDSC(Display Stream Compression)などの技術を組み合わせることで、8K・高リフレッシュレートといった非常に大きな映像データにも対応できます。
ただし注意したいのが、「DP 2.1対応=必ず80Gbps」というわけではないことです。
DP 2.1にはUHBR10、UHBR13.5、UHBR20など複数の伝送モードが存在するため、実際の最大帯域幅は使用するGPUやモニターの仕様によって異なります。
また、PCモニターではAdaptive-Syncをはじめとした可変リフレッシュレート(VRR)技術が広く利用されています。
GPUが出力するフレームレートとモニター側のリフレッシュレートを同期させることで、画面のティアリング(映像のズレ)やカクつきを軽減できます。
そのため、特に高リフレッシュレートのゲーミングモニターを使用するPCゲーマーにとって、DisplayPortは非常に相性の良い規格です。
HDMI 2.1の特徴
一方、HDMI 2.1も非常に高性能な規格です。
最大48Gbpsの伝送速度に対応し、4K 120Hzなどの高解像度・高リフレッシュレート映像にも対応できます。
また、HDMI 2.1ではVRR(Variable Refresh Rate)にも対応しているため、可変リフレッシュレート機能はDisplayPortだけのメリットではありません。
HDMI最大の強みは、テレビや家庭用ゲーム機、AV機器など幅広い製品で採用されていることです。
例えばPS5などの家庭用ゲーム機ではHDMIが標準の映像出力端子として採用されており、テレビとの接続にも適しています。
さらにHDMIには、テレビからAVアンプやサウンドバーへ高品質な音声を伝送できるeARCなど、ホームシアター環境に適した機能も用意されています。
そのため、
「PCモニターで高リフレッシュレートを活かしたい」→ DisplayPort
「PS5・テレビ・AV機器を接続したい」→ HDMI
という選び方が、一つのわかりやすい基準になります。
DPとHDMI、最終的にはどちらを選ぶ?
PCゲーマーや高リフレッシュレートモニターを使用する方であれば、まずはDisplayPortを検討するのがおすすめです。
一方、PS5などの家庭用ゲーム機やテレビ、AV機器との接続ではHDMIが基本となります。
ただし、最も重要なのは「DPかHDMIか」という名前だけで判断するのではなく、
GPU・モニター・ケーブルがそれぞれどの規格、解像度、リフレッシュレートに対応しているかを確認することです。
例えば「DP 2.1対応」と記載されていても最大80Gbpsに対応しているとは限りません。
自分のモニターが4K 240Hzなのか、WQHD 180Hzなのか、あるいは一般的な4K 60Hzなのかによっても、必要となるケーブルのスペックは変わります。
ケーブルを購入する際は、端子の種類だけでなく、対応規格や最大伝送速度まで確認して選びましょう。
